日本短編映画「BAKEMONO」

武士A役:佐羽英の想い

BAKEMONOばけ‐もの【化物】
辞書でひくと、
「狐・狸・猫などが化けて怪しい姿をしたもの。へんげ。妖怪。おばけ。」
と出る。
大まかに、人間に害や恐怖を与える存在に付けられた呼称だろう。

しかし、化け物と呼ばれる側から見ると、決してそうではないのではないか。
恐怖を感じているのは、感じる方の取り方次第。

昔、高い鼻、赤ら顔の外国人をみた当時の日本人は、彼らを天狗(化物)と呼んだ。
特別攻撃を米空母にかけた神風特攻隊は、米軍から、クレイジー、バケモノと恐れられた。
人は、未知のものや、得体の知れないもの、不可解なものに恐怖を感じ、「化物」と呼ぶようになる。

また、辞書には「普通ではできない図抜けた能力のある人のたとえ。」という説明もある。
これもやはり、常人には理解不能だからだろう。

常人にすれば、ずば抜けた才能があり、化者のように恐れるであろう武士たちの物語「BAKEMONO」。

そんな映画で、刀を振る大役。
楽しみです。

Copyright(c)BAKEMONO. All rights reserved.